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コケは優れた環境の指標?
左はコケの葉と木の葉の横断面です。
木の葉と比べて、コケの葉は単純な構造をしていますね。
コケの葉は大部分がたった1細胞の厚さしかなく、木や草などの葉のように気体を交換するための気孔も、根から吸い上げた水・栄養分を運ぶ維管束もありません。
では、コケはどのように水や栄養分を吸収しているのでしょう?実はコケは葉の各細胞がそれぞれまわりの環境とやりとりをして、気体を交換したり、水を吸収したりしています。
このように、コケは各細胞が外部の環境と直接やりとりをしているため、環境変化に非常に敏感なのです。そこで、このコケの特性を利用した環境の評価が世界各地で行われています。
ここでは、コケによる環境評価について紹介します。
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コケの生態学(福井県立大学 コケ研究室:大石善隆)